マルバアキグミ

 アキグミかもしれません。
「石川の自然」平成9年3月第21集では確認された植物はアキグミになっていました。

                           ’24.4.23撮影 塩屋海岸(石川県)

マルバアキグミはアキグミ変種で海岸型。
アキグミに比べ、葉が幅広く、質は厚く、表面は銀白色の鱗状毛を密生し、
裏面も銀白色の鱗状毛を密生し、真っ白でやや光沢があるように見えるのですが、、、
どうでしょうか。


            ’24.4.23撮影 塩屋海岸(石川県)



                          ’24.4.23撮影 塩屋海岸(石川県)

砂浜に群生しているところもありました。



                              ’24.4.23撮影 塩屋海岸(石川県)
鱗状毛を密生しています。




             ’03.5.24撮影 三瓶山(島根県)

アキグミの葉より幅が広く、鱗状毛が多いです。



                             ’03.5.24撮影 三瓶山(島根県)

マルバアキグミはアキグミの変種で海岸型。
しかし、撮影したのは内陸部の山中です。
植栽されたものかもしれません。

Elaeagnus umbellata Thunb. var. rotundifolia Makino
マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)/ グミ科 グミ属 落葉低木/ 4~5月/ 関東地方以西~九州
 
海岸の岩場、砂浜。高さ1~3m。アキグミの変種で海岸型。葉は互生、葉身は卵円形~広楕円形、長さ3~7cm、幅2~4cm。先は円頭~鋭頭、基部は広いくさび形で全縁。アキグミに比べ、葉が大きく、質は厚く、表面は銀白色の鱗状毛を密生し、裏面も銀白色の鱗状毛を密生し、真っ白でやや光沢がある。秋に出る小さな葉は、両面び褐色の鱗状毛を密生する。また、花期の葉は円頭であるが、花後に伸びた枝につく葉は先が尖り、先が円頭の葉は枝の基部付近に残るだけになる。花は葉腋に1~6個束生し、萼筒は4稜のある細い円筒形で長さ6~7mm、基部に向かって次第に細くなり、子房の上の括れはやや不明瞭。裂片は卵形~三角形で鋭尖頭。果実(偽果)は球形~楕円状球形で径7~8mm、11月に紅熟する。表面には赤褐色や白色の鱗状毛がある。果柄は短く、直立または湾曲する。 
Elaeagnus umbellata Thunb. var. umbellata
アキグミ(秋茱萸)/ グミ科 グミ属 落葉低木 / 4~5月 /北海道~九州(屋久島まで)  
  平地~山地の日当たりのいい河原、原野、道端。高さ2~5m。幹は太いものでは径20cmになり、本年枝は銀色の鱗状毛に覆われる。
葉は互生、葉身は倒卵状楕円形~倒披針形、長さ4~8cm、幅1~2.5cm。先は鈍く、基部はくさび形で全縁。質は薄く、表面は銀色の鱗状毛に覆われ、裏面は銀色の光沢のある鱗状毛に覆われ、褐色~淡褐色の鱗状毛が疎らにある。葉柄は長さ5~10mm。花は葉腋に1~6個束生し、初め白色で後に黄色を帯びる。萼筒は4稜のある細い筒形で時に湾曲し、基部に向かって次第に細まり、子房の上部で少し括れ、長さ5~7mm。先は4裂し、裂片は卵形~三角形、さらに狭長なものもあり、鋭尖頭~鋭頭。花柄は長さ3~5mm。萼筒、萼片、子房、花柄には銀色の鱗状毛が密生する。果実(偽果)は球形~楕円状球形、長さ6~8mm、9~11月に紅熟する。表面には赤褐色や白色の鱗状毛がある。果柄は短く、直立または湾曲する。 

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