カナクギノキ



クロモジと思ったのですが、調べてみるとカナクギノキでした。
カナクギノキは葉の側脈が表面で凹み、裏面に著しく隆起するが、
クロモジは葉の側脈が裏面に隆起しないようです。




’11.4.28撮影 倉木山(大分県)

Lindera erythrocarpa Makino
カナクギノキ(鉄釘の木)/ クスノキ科 クロモジ属 常緑高木 / 4月 / 本州(神奈川県以西)~九州
 
山地、丘陵。高さ3~15m。葉は互生、葉身は倒披針形、長さ6~13cm、幅1.5~2.5cm。先は鋭頭か少し突出し鈍頭、基部は葉柄に向かって次第に細くなり、縁は全縁。表面は緑色で無毛、裏面は粉白色を帯び、初め帯褐色の長毛があるが、後無毛になる。葉柄は長さ0.6~1.8cm。花は雌雄異株、葉の展開と同時に開花し、散形の花序が集まってつく。花被片は6個、楕円形で黄緑色、雄花では長さ約3mm、雌花ではやや小さい。雄花の雄しべは9個、雌花では1個の雌しべと9個の仮雄しべがある。花柄は長さ5~10mm、小花柄は長さ8~10mm、長毛が密生する。果実(液果)は球形~楕円形、径6~7mm、9~10月に赤熟する。果柄は長さ1.2~1.5cm、淡紫褐色で先端は先の方へ太くなる。 

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