アワコバイモ

 
'03.4.14
愛媛県
'08.5.1  /
'19.5.8(果実)
愛媛県
 Fritillaria muraiana Ohwi
アワコバイモ(阿波小貝母) / ユリ科 バイモ属 多年草 / 3~4月 / 四国
阿波(徳島)産のコバイモの意味。草丈10~20cm。葉は茎の上部に、対生する2個と輪生する3個がつく。花は花茎の先に1個、下向きに鐘形の花を咲かせる。花冠は汚白色で、縁や基部に網目状の斑紋がある。葯は赤紫色。よく似ているミノコバイモの葯は白色。 

花の形 葯の色 分布 相違点及び補足
ホソバナコバイモ 細い筒状鐘形 白色 本州(中国地方)~九州 葯が白色。
トサコバイモ 細い筒状鐘形 紫色 四国、九州中部 葯が紫色。
トクシマコバイモ 角張った筒状鐘形 紫色 四国 アワコバイモとトサコバイモの交雑種
カイコバイモ 広鐘形 白色 本州(山梨・東京・静岡) 花糸花柱は平滑、柱頭は3裂する。
イズモコバイモ 広鐘形 白色 本州(島根) 花柱に突起があり、柱頭は3裂しない。
アワコバイモ 角張った広鐘形 赤紫色 四国 ミノに似ているが葯が赤紫色。
ミノコバイモ 角張った広鐘形 白色 本州(東海、北陸、中国) 葯が白色で、花被片の縁は平滑。
コシノコバイモ 角張った広鐘形 白色 本州(北陸、愛知、岐阜、静岡、福島) 花被片の縁の毛状突起が特徴。

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