サンシュユ

薬用植物として入ってきたサンシュユですが、
現在は花木として植えられています。

別名の春黄金花(ハルコガネバナ)というのは
牧野富太郎氏が提唱した名前で、
そのとおり春の息吹を振りまく黄金色の花だと思います。


   ’01.3.11 金立公園(佐賀県)
 Cornus officinalis Siebold et Zucc.
サンシュユ(山茱萸) / ミズキ科 ミズキ属 落葉小高木 / 花3月 果実9~11月 / 中国原産
植栽。別名でハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれる。江戸中期に薬用植物として入ってきたが、現在は花木として植えられている。葉が出る前に短枝の先に散形花序を出して、4枚の苞葉に包まれた鮮黄色の小花を多数つける。花径は4~5 mm、花弁は4個で反り返り、雄しべは4個。果実は長さ1.5cmほどの楕円形で赤く熟す。果実を乾燥させて、漢方薬、薬用酒にする。

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