ノミノフスマ


              ’09.3.1撮影 みやき町(佐賀県)

最初は茎が赤褐色だったので、コハコベかなと思ったのですが、よく見ると、全体に無毛。
ノミノフスマかな?



              ’09.3.1撮影 みやき町(佐賀県)



              ’04.5.8撮影 阿蘇外輪(熊本県)



                ’04.3.14撮影 前原市(福岡県)



                  ’04.3.28撮影 筑後市(福岡県)


ハコベに似ていますが、全体に無毛で、葉が細っそりしていて、萼片が花弁より短いです。
楕円形の小さな葉をノミの衾(布団のようなもの)にたとえたものだそうです。

 Stellaria alsine Grimm var. undulata (Thunb.) Ohwi
ノミノフスマ(蚤の衾) / ナデシコ科 ハコベ属 1~2年草 / 4~10月 / 日本全土
小さな葉をノミの衾(夜具)にたとえたもの。畑のふち、荒れ地。高さ5~30cmで立ち上がる。全体に無毛。葉は対生し、粉白色を帯び無毛、長さ1~1.5cmの長楕円形、無柄。花序の苞は葉より小さく、膜質。花は直径5~12mm。花弁は白色、5個の花弁が基部まで裂け、10個の花弁のように見える。雄しべ5(~7)個。萼片は縁が狭い膜状になり、先が鋭く尖り、普通、花弁より明らかに短い。夏の花は花弁の発達が悪く、ときにまったくなくなる個体もある。果実は萼とほぼ同長、熟すと先が6裂して開く。 

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