キブシ


雄花序           ’08.3.24撮影 久山町(福岡県)

雄花序は雌花序より長い。



雌花序           ’10.3.18撮影 久山町(福岡県)

花の外へ僅かに突き出た雌しべが見え、雄しべは退化している。



                                   ’10.3.18撮影 久山町(福岡県)




ナンバンキブシと呼ばれていたタイプ

 
                  ’10.4.2撮影 長崎市(長崎県)

花序が長くて、花もやや大きく感じました。



                  ’10.4.2撮影 長崎市(長崎県)

 Stachyurus praecox Siebold et Zucc.
キブシ(木五倍子)/ キブシ科 キブシ属 落葉低木または小高木 / 3~4月 / 北海道西南部~九州
別名キフジ,エノシマキブシ, ナンバンキブシ, ハチジョウキブシ(従来の分類では変種や品種がAPG分類体系では別名になっている) 雑木林、山地の道端など。高さ2~4m。葉は互生。葉身は長さ6~12cmの長楕円形~卵形。雌雄別株。葉の展開前に開花し、長さ4~10cmの穂状花序が垂れ下がってつく。雄花序は長く、雄花は淡黄色。8個の雄しべが目立つ。雌花序は短く、雌花は淡黄緑色。花は長さ6~9mmの鐘形で、花弁は4個、萼片は4個。果実はかたく乾いた液果。7~10月に黄褐色に熟す。 従来の分類では
  ナンバンキブシ(南蛮木五倍子)/キブシ科 キブシ属 落葉低木/ 3~4月/ 山口県、四国(南部)、九州
  従来の分類体系ではキブシの変種。APG分類体系では同一種で別名扱い。高さ3~7m。小枝は太く、花序は数多く、葉はやや厚く大型、果実がやや大きい。分布域が本州や四国の南部、九州と南に偏っている。 

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