ニセカラクサケマン

カラクサケマンにしていましたが、ニセカラクサケマンでした。


                      ’04.2.1 粕屋町(福岡県)

日本帰化植物写真図鑑2巻を見ると、
葉の裂片の形、花の色がカラクサケマンではないことがわかりました。
なお、セイヨウエンゴサクもよく似ていますが、
花序が短く、花色がピンクで先端が濃紫紅色なので、合致しないと思いました。

和名に「ニセ」やをつけられて、「モドキ」以上に気の毒ですよね。(独り言)


                      ’04.2.1 粕屋町(福岡県)


カラクサケマン ’04.2.1 駕与丁
                                   ’04.2.1 粕屋町(福岡県)

キャベツ畑のまわりに今年も咲いていました。
ムラサキケマン風ですが、花弁の先が反りかえりません。
白っぽい萼が目立ちます。
現在、花盛り、果実はまだついていませんでした。

以前、12月下旬にも見かけました。↓
   
                              ’01.12.18撮影 粕屋町(福岡県)
Fumaria capreolata L.
ニセカラクサケマン(偽唐草華鬘)/ ケシ科 カラクサケマン属 越年生 / 春 /  地中海沿岸原産の帰化植物
  1987年沖縄県石川市で採取され、和名が与えられた。 茎は斜上し、途中で分枝し、半つる性となり1mほど伸びる。葉は互生、3回羽状に深裂し、多数の小葉に分かれる。小葉は黄緑色で白味を帯びず、1~4裂しさらに細裂する。上部の葉腋から伸びた花柄に総状花序を出し、先端が濃紫紅色の花をつける。長さ10~15mm。萼片は卵形で縁に鋸歯があり、花弁の1/2の長さとなる。果実は球形で、熟すと果柄が下方に曲がる。

※カラクサケマンとニセカラクサケマンの比較
カラクサケマンの葉は3回羽状に浅裂~深裂し、裂片は狭披針形から線形で粉白色を帯びる。
ニセカラクサケマンの葉は3回羽状に深裂し裂片は広長円形~卵形で黄緑色で白味を帯びない。

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