別名はサンガイグサ。春の七草のホトケノザはキク科のコオニタビラコのことで、本種ではない。柄のない葉が対生し、茎をまるくとり囲んでいるのを仏の座る蓮座に見立てた。葉が段々につくことから三階草とも呼ばれる。草丈10~30cm。葉は対生し、扇状円形で長さ幅とも1~2.5cm。縁には鈍い鋸歯があり、下部の葉には長い柄がある。花は上部の葉腋に唇形花を密につけ、花冠は細長い筒形で紅紫色、長さ17~20mm。蕾のまま結実する閉鎖花が多数まじる。
白花品種はシロバナホトケノザ Lamium amplexicaule L. f. albiflorum D.M.Moore といいう。