クロガネモチ

                                    ’04.1.19 箱崎(福岡県)


                   ’04.1.19 箱崎(福岡県)


福岡市は街路樹につかっているので、いろんなところでよく見かけます。
実つきがよいこと、クロガネモチ(金持ち)という縁起のよい名前から庭木にもよく使われています。


                               ’04.1.3撮影 西油山公園(福岡県)


クロガネモチに潜んでいるのはたぶんウグイスだと思います。
ウグイスさんはクロガネモチの果実より木に集まる虫や蜘蛛がお目当てのようです。

 Ilex rotunda Thunb.
クロガネモチ(黒鉄黐)/モチノキ科 モチノキ属 常緑高木/花5~6月 果11~3月/本(関東以西・福井以西)~沖
名前は樹皮から鳥もちがとれ、葉柄や本年枝が鉄色(紫色)を帯びることからついた。葉は長さ6~10cmの楕円形、両端ともとがり、ふちは全縁、両面無毛。葉柄は紫色を帯びる。 雌雄異株。雄株・雌株とも今年出た枝の葉腋に散形花序を出し、2~7個の花をつける。花は淡い紫色の小さな5~6弁花。雄花は花弁が1.5mmほどで雄しべが目立つ。雌花は中心部に大きな雌しべがあり、その周辺に小さな雄しべがあり、花弁の長さは2mm。果実は径6mmの楕円状球形で赤く熟す。
 <モチノキとの見分け>
  モチノキ:果実は長い柄の先に1個つき、長さ10~15mm、鈍い赤色に熟す。花は黄緑色。葉柄は緑色っぽい。
  クロガネモチ:果実は3~5集まってつき、長さ5~8mm、輝紅色に熟す。花は淡紫色。葉柄は紫色を帯びる。 

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