![]() 気根を多数垂らし、親木を枯らしてしまうこともあるようで、 ガジュマルなどともに、「絞め殺しの木」と呼ばれるそうです。 ![]() イチジク(無花果)と同様に花らしきものが見当たりません。 びっしりついているのは果実のように見えますが、花嚢呼ばれるもの。 なんと、花嚢のなかには、雄花、雌花、虫えい花の3つが入っているそうです。 花嚢の先端にピンクの「へそ」が見えますよね。これ、入り口なんです。 この入口からアコウコバチが侵入して、先に咲く雌花と虫えい花に卵を産み付けます。 卵から孵化した幼虫は虫えい花の種子を食べ成虫になり、その頃にやっと雄花が咲きます。 成虫は交尾をし、翅のない雄は出口の穴をあけて力尽きます。 翅のある雌は花粉を集め、作ってもらった出口から外に出て、新たなアコウの花嚢を目指します。 ’03.1.11撮影 指宿市(鹿児島県) |
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