エゾコザクラ







礼文島では同じサクラソウの仲間でレブンコザクラが少し前まで群落を作っていたそうですが、
すでに春の花から初夏の花へと慌ただしくバトンタッチされたばかりのようで、
エゾコザクラも最後の一花となっていました。


’99.6.26撮影 礼文島(北海道)

 Primula cuneifolia Ledeb. var. cuneifolia
エゾコザクラ(蝦夷小桜) / サクラソウ科 サクラソウ属 多年草 / 7~8月 / 北海道
雪の多い亜高山の草地、雪田。草丈5~20cm。葉は根元に集まり、倒卵状くさび形~くさび形、長さ2~4cm、幅1~1.5cm。葉の上部に4~10個の三角形の歯牙がある。質はやや多肉質。花は花茎の上部に3~10個が散形状につく。花冠は紅紫色で花喉部は黄白色、高杯形で径2~2.5cm、半ば以上まで5深裂し、筒部は長さ7~8mm。萼は鐘形、半ば以上まで5深裂し、裂片は披針形。果実(蒴果)は卵状広楕円形。 ハクサンコザクラの基本種で、全体に小型で、葉も小さく、葉の上部に4~10個の三角形の歯牙がある。

Homeへ