ヤマハナソウ












コンパクトな株から伸びやかで豪華な株まで、いろいろあって、喜んだのですが、
強い風と揺れ動く強烈な木漏れ日に、大苦戦。
やはり、ピタッと止まった写真は撮れませんでしたが、あの条件では良しとしましょう。

ところで、ヤマハナソウは「山鼻草」なんです。
現在はなくなってしまった地名ですが、札幌の藻岩山付近だそうです。
葉はまったく違いますが、花の形はフキユキノシタに似てますね。
<参考:フキユキノシタ>

’15.6.12撮影 札幌市(北海道)

  *APG分類体系、従来の分類ではユキノシタ属
Micranthes sachalinensis (F.Schmidt) S.Akiyama et H.Ohba
ヤマハナソウ(山鼻草)/ ユキノシタ科 チシマイワブキ属 多年草 / 5~6月 / 北海道
  山地の岩上。草丈10~40cm。根茎は短く、葉を多数束生する。葉は根出のみで、葉身は長卵形~卵形、長さ1.5~10cm。先は円頭~鈍頭、基部は急に細まって柄状になり、縁には不揃いの鈍鋸歯がある。質は肉質で茶褐色の軟腺毛がある。 花序は円錐状で、まばらに白い花を多数つける。花弁は白色、倒卵形で、長さ3~4mm、耳はなく、基部にごく短かな爪があり、花時には開出する。萼裂片は長卵形、長さ約2mmで、反曲する。雄しべは10個、長さ約4mm、直立する。花糸は長紡錘形、裂開前の葯は黄色~橙黄色。子房は上位。心皮は基部でわずかに合着し、先は次第に細まって花柱となる。果実(蒴果)は長さ4~6mm、腹側の花柱間で縫合線に沿って裂開し、上部はほぼ平開する。種子は紡錘形。和名は発見地の札幌市山鼻地区(藻岩山付近)にちなむ。 
 <チシマイワブキ属> ユキノシタ属のチシマイワブキ節として扱われていた一群が独立属とされた。
 クモマユキノシタ・ヤマハナソウ・クロクモソウ・チシマイワブキ・フキユキノシタ

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