エゾキケマン


                 ’15.6.11撮影 新ひだか町(北海道)

日当たりの良すぎて、普通ならカメラを向けたくないケースなんですが、
九州では見ていないキケマン属なので、パチリ。
図鑑の写真とは葉の裂け方が違っていますが、エゾキケマンかな。

果実は数珠状にややくびれています。


                                                        ’15.6.11撮影 新ひだか町(北海道)

 Corydalis speciosa Maxim.
エゾキケマン(蝦夷黄華鬘)/ ケシ科 キケマン属 越年草 / 5~6月 / 北、本(北部、隠岐)
 日当たりのよい山地草原。草丈20~40cm。茎は無毛で下部でいくらか分枝し、基部は斜上、上部はやや直立する。葉は互生、2回羽状複葉で狭卵形、長さ10~15cm、幅4~6cm。小葉は狭卵形でさらに細かく羽状に裂け、欠刻がある。花は総状にやや密に花をつけ、花序は果時に伸び、長さ5~10cmになる。花は黄色で長さ2~2.3cm。4個の花弁からなり、上花弁の後部は反り返って距となる。雄しべは2個、上下の束となり、それぞれ3裂する。果実(蒴果)は線形でやや湾曲し、数珠状に括れ、長さ約3cm。種子の表面の細胞はレンズ状に盛り上がるが突起はない。

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