ツルリンドウの果実



テングノコヅチかもと思ったのですが、腋生しているので、ツルリンドウかな。

’04.6.20撮影 羅臼湖周辺(北海道)
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 Tripterospermum japonicum (Siebold et Zucc.) Maxim.
ツルリンドウ(蔓竜胆)/ リンドウ科 ツルリンドウ属  多年草 / 8~10月 /北海道~九州
 
低山~亜高山の木陰。茎は細く紫色を帯び、他のものに絡みつき、長さ40~200cmのつるとなる。葉は卵状披針形~三角状披針形、長さ3~7cm。先は長く尖り、基部はやや心形~円形、両面無毛で裏面は淡緑色、しばしば紫色を帯びる。花は茎頂と葉腋に普通1個ずつつき、花冠は筒状鐘形、長さ2.5~3cm、淡青紫色~淡紫色で先は5裂し、裂片は狭三角形、裂片の間に小さな副裂片がある。果実(液果)は花冠から突き出し、卵形~長卵形、長さ10mm程で、紅紫色に熟す。花の白い品種をシロバナツルリンドウという。 
 テングノコヅチ(天狗の小槌)/リンドウ科 ツルリンドウ属 多年草/ 8~9月 /本(中部地方以北)~北 
  1993年変種として発表された。亜高山帯の針葉樹林下。草丈30~40cm。茎は地上を這い、他のものに絡みつかない。葉は対生し、三角状披針形で長さ2~4cm、表面は濃緑色。花は茎頂に普通1個つき、長さ2.5cm以下、花冠は淡青紫色。花と実が同時に見られる。ツルリンドウに似ているが、葉や花が小さい、花は茎の先に1~2個つき、腋生しない、茎が絡みついて伸びないなどの違いがある。 

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