チョウノスケソウ

花は似たものがいくつかありますが、この葉を見ると見間違うことありませんね。
氷河期の遺存植物のひとつで、
名前は発見者の須川長之さんにちなんだものだそうです。

’05.7.9撮影 大雪山(北海道)
Dryas octopetala var. asiatica
チョウノスケソウ(長之助草)/ バラ科 チョウノスケ属 常緑小低木 / 7~8月 / 北、本(中部) 
  高山帯の砂礫地。高さ5~10cm。葉は単葉で枝先にまとまってつき、葉身は楕円形~卵状楕円形、先は鈍頭、基部は切形~浅心形、縁はわずかに巻き、11~22個の鈍鋸歯がある。質はやや厚くて革質、葉脈部分は窪み、表面は無毛か疎らに毛があり、裏面は白い毛が密生する。花は枝の先に1個つき、径18~24mmと大きい。花弁は8~9個、白色~帯黄白色、狭楕円形~広倒披針形、長さ9~14mm、幅4~8mm。雄しべは多数、花糸は線状、果実(痩果)は歪んだ披針形、斜上した白毛が生える。花柱は花後に長く伸び、羽毛状の白毛が密生する。 

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