’03.9.23撮影
7~9月と花期は長いのですが、9月のほうが咲きっぷりがいいようです。
たくさん巾着をつけて、お金持ち。 |
’03.9.23撮影
現地では気がつかなかったのですが、等倍で見ると巾着の中にお金が!
茶色の種子が2個入っています。 |
’03.7.27撮影
仲間のヒメハギもラブリーで不思議な構造の花ですが、ヒナノキンチャクもユニークです。
花弁状の淡紅色のものは側萼片で、黄色のものは竜骨弁、その上にある紅紫色のものが花弁だそうです。
平尾台(福岡県) |
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Heterosamara tatarinowii (Regel) Paiva
ヒナノキンチャク(雛の巾着) / ヒメハギ科 ヒメハギ属 1年草 / 7~10月 / 東北地方以西~九州 |
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日当たりのいい山野。和名は果実を小さな巾着に見立てたもの。草丈5~15cm。全体無毛。葉は互生、葉身は卵円形~楕円形、長さ1~3cm。基部は急に狭まり葉柄に沿下し、鋸歯はなく縁に毛がある。 花は茎頂や枝先に総状花序にとなり、長さ約2mmの小さな多数つけ、花序柄を入れると長さ約8cmになる。花弁は3個、淡紅紫色、基部側の2/3は合着し、下の1個の竜骨弁は先が袋状で円く、黄味をおびる。萼は5個で緑色、3個は小型で卵形、花後脱落し、2個の側萼片は狭倒卵形~へら形で花弁状、長さ約2mm。子房は円形、径約1mm以下。果実(蒴果)は普通片側につき、扁平な円形で、長さ2~3mm、伏した軟毛が疎らにある。 |
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