タツナミソウ(立浪草) / シソ科 タツナミソウ属 多年草 / 5〜6月 / 本、四、九
丘陵の林縁、草地。花が片側を向いて咲く様子を泡だって寄せてくる波にたとえたもの。茎は赤みを
帯び、白色の粗い開出毛が多い。葉は対生し、三角状卵形。茎の先に長さ3〜8cmの花穂を出し、
一方方向に花を付ける。
<九州で見かける似たもの比較>
タツナミソウ : 丘陵草地。全体に白毛が密。葉は三角状卵形。草丈20〜40cm。
コバノタツナミ : 主に海岸近く。葉は小型で丸い。全体小型、やわらかい毛。 草丈5〜20cm。
ツクシタツナミソウ :山地林内。葉は長三角状卵形で、しばしば脈状に淡色の斑。草丈20〜40cm。
シソバタツナミ : 湿った林内。 葉の裏面が紫色を帯び、表脈状に濃色の斑。草丈10〜25cm。 |
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