ハシナガヤマサギソウ (←オオバナヤマサギソウ)

                       ’08.6.1撮影


「日本のランハンドブック」によると、ハシナガヤマサギソウの別名になっていたので、
表記名をハシナガヤマサギソウに戻します。


                    ’08.6.1撮影


ちょっと遅いと思ったのですが、まだ綺麗な株が残っていました。
距の長さは5cmくらいから3cmくらいと個体差がありましたが、
この丘に咲くものは大半が距長一族でした。


                   ’05.5.30撮影


今回は距の長さをじっくり見てきました。
観察できたのは3株でしたが、距は3cm以上、長いものは5cm近くありました。
距が3cm以上のものをオオバナヤマサギソウとする見解もありましたが、
最近は、オオバナヤマサギソウはハシナガヤマサギソウの別名として扱われているようです。

平尾台(福岡県)


日本のランハンドブックによると、日本産ヤマサギソウ類は基本亜種のハシナガヤマサギソウを含むsubsp.mandarinorum、
タカネサギソウを含むsubsp.maximowicziana、ハチジョウチドリを含むsubsp.hachijoensisの
3亜種からなり、それぞれ複数の変種を含む。
ハシナガヤマサギソウを含む亜種はハシナガヤマサギソウ、マイサギソウ、ヤマサギソウの3変種が含まれる。



ハシナガヤマサギソウ(嘴長山鷺草) / ラン科 ツレサギソウ属 多年草 /5〜7月 / 本(中国地方)、九 
  (別名)オオバナヤマサギソウ、葉は広線形〜線状長楕円形、長さ5〜8cm、茎の下部に4〜6枚つける。花は淡黄緑色、
  花序あたり5〜20個をつける。唇弁は披針形で下垂する。側花弁は歪んだ卵形で、先が細くなりつつ上方に突き出す。
  距の長さは2.5〜3.5cm、後方に水平に伸びる。
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