ツチグリ


                        ’03.4.26撮影



                                       ’01.5.5撮影

葉の裏はこのように白綿毛に被われています。
ツチグリ(土栗)という和名は生でも食べられる根を栗にたとえたそうです。

平尾台(福岡県)

 Potentilla discolor Bunge
ツチグリ(土栗)/ バラ科 キジムシロ属 多年草 / 4~5月 / 本(愛知以西)~九
日当たりのいい乾いた草地。草丈15~40cm。茎は若い時は白い綿毛が密生し、疎らに長毛がある。葉は互生、根出葉は叢生し、長さ5~20cm、羽状複葉で5~9小葉からなる。小葉は狭長楕円形~卵状長楕円形、長さ2~4cm、幅0.8~1.5cm。先は鈍頭~鋭頭、縁には重鋸歯がある。質は革質、表面は緑色で若い時は薄い綿状の毛で覆われ、裏面には白い綿毛が密生する。側小葉はやや小さい。花は花茎の先に集散状に数個つく。黄色で、径1.2~1.5cm。花柄は長さ5~30mm、開出する白い綿毛が密生する。花弁は5個、広倒卵形~円形で凹頭。萼片は三角状長楕円形~狭卵形で鋭頭、外側は白い綿毛に覆われる。副萼片は狭長楕円形~披針形で、鋭頭~鈍頭、萼片よりわずかに短く、外側は白い綿毛に覆われる。雄しべは20個。果実(痩果)は長楕円状卵形、褐色でほぼ無毛。和名は生でも食べられる根を栗にたとえた。

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