ニオイタチツボスミレ F-2


                                               ’19.4.13撮影


3月下旬から4月中旬にかけて、日当たりのよい草原台地ではニオイタチツボスミレが花盛り。
濃紅紫色の花に混じって、ハーフトーンの花も見かけます。



                             ’19.4.13撮影

平尾台(福岡県)
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 Viola obtusa Makino
ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)/スミレ科 スミレ属 多年草/4~5月/北(西南部)、本、四、九(屋久島まで)
日当たりのいい草地に生える。草丈5~15cm。葉は互生、根生葉は円心形~心形で、長さ幅とも1~3cm。先は鋭頭~鈍頭、基部は心形、縁には波状の鋸歯がある。質は柔らかく、表面は濃緑色~黒緑色、裏面は淡緑色、両面とも疎らに短毛があるか無毛。托葉は狭卵形、羽状に深裂する。茎葉は三角状卵形~狭三角状卵形。先は鋭頭、基部は心形~切形。花後の茎葉は大きく伸びて細長くなる。花は青紫色~濃赤紫色で中心部は白色、径1.5~2cm、中心部の白色はタチツボスミレよりはっきりしていて、芳香があることが多い。花弁は長さ12~15mm、円みがあり、側弁の基部は無毛。距は太くてやや長く、長さ6~7mm。花柄に微毛がある。白花品種をシロバナニオイタチツボスミレ(f. chibae)という。

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