ヤマトグサ

 

小さな緑のカンザシみたいな花です。







ヤマトグサ発見の地でリベンジです。
今回、登った山にはみんな咲いていました。四国では珍しくないのかしら。
垂れ下がった雄しべが素敵なんですが、これがよく揺れるのです。
草丈15cmほどのものが多く、探していないと見逃してしまう地味な花です。


’04.5.15撮影 中津・明神山(高知・愛媛県)
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 *APG分類体系、従来の分類ではヤマトグサ科
 Theligonum japonicum Okubo et Makino
ヤマトグサ(大和草)/ *アカネ科 ヤマトグサ属 多年草/ 4~5月 / 本(関東以西)、四、九
日本特産種。牧野富太郎氏が日本人で初めて学名をつけた記念すべき植物としてこの名がついた。山地林内。高さは15~30cm。地下茎は細く短く、ひげ根を出す。茎は直立し先端に花をつける。花が終わると下部の側枝が伸びて地を這い、その先に新芽をつくる。葉は対生し葉柄があり、膜質の葉間托葉があり、卵円形で全縁、微毛がある。花のすぐ下の苞は互生し狭卵形で葉状の苞となる。花は風媒の単性花、淡緑色。雄花は多数の雄しべが垂れ下がり、3個の萼片がくるりとそり返る。雌花はU字状の花柱のみ。 

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