ミチノクフクジュソウ

















深山の福寿草に会いに出かけました。
2月中旬くらいから咲き始めているので、今は満開の筈です。
霧は薄らいできましたが、少々日射しが不足しているので、心配しながら群生地へ。
萼片が花弁の2/3程度が大半でしたが、同等の紛らわしい個体もありました。

’12.3.9撮影 熊本県球磨郡





   集合果                            ’04.5.2撮影 熊本県球磨郡
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 Adonis multiflora Nishikawa et Koji Ito
ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草) / キンポウゲ科 フクジョソウ属 多年草 / 2~4月 /北海道~九州
山地の明るい林内。花は直径3~4cm。花弁は10~20個。萼片は菱形で花弁の長さの1/2か2/3。茎の断面は中空。集合果は小さく、球形で黄緑色、そう果の毛は短い。現在、日本のフクジュソウは4種類あることが明らかにされている。  
キタミフクジュソウ:北海道 萼片は赤紫色を帯び花弁と同長かやや短い。茎は中実。葉裏に毛が密生。集合果は大きく、毛が長い。
フクジュソウ:北海道~九州 萼片は赤紫色を帯び花弁と同長かやや短い。茎は中実。葉裏は無毛か微毛。集合果は大きく、毛が長い。
ミチノクフクジュソウ:東北・中部・九州 萼片は淡色で花弁の1/2か2/3。茎は中空。葉裏は無毛か微毛。集合果は小さく毛は短い。
シコクフクジュソウ:本州・四国・九州 萼片は赤紫色を帯び花弁と同長かやや短い。茎はほぼ中空。葉裏は無毛。集合果は小さく毛は短い。

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