ツチトリモチ   '14  '15  '16





                         ’16.10.10撮影 日南市(宮崎県)



                                   ’16.10.10撮影 日南市(宮崎県)



                 ’16.10.10撮影 日南市(宮崎県)

今回も予想どおり最初に出迎えてくれたのはツチトリモチ。
真っ赤な花穂、クローズアップしてみました。
ブツブツなのが小棍体で、間に多数の雌花が隠れているそうです。
雌雄異株らしいのですが、雄株は見つかっていないそうです。




                                 ’15.9.20撮影 日南市(宮崎県)

昨年は10数個見かけたのに、今年8日早いので、1個しか見つけることが出来ませんでした。





                 ’14.9.28撮影 日南市(宮崎県)



                                 ’14.9.28撮影 日南市(宮崎県)

渓谷沿いで最初に出迎えてくれたのは初々しいツチトリモチ。
真っ赤な色素は何なんでしょう。
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 *本州(三重県·和歌山県、広島県のものは人為的にもち込まれたともいわれる)·四国·九州(屋久島を含む)
Balanophora japonica Makino
ツチトリモチ(土鳥黐)/ ツチトリモチ科 ツチトリモチ属 多年草/ 10~11月 / *本州(三重県、和歌山県)~九州 
暖地の自然林中。ハイノキ属の根に寄生するが、クロキにもっとも多く寄生する。雌雄異株で、雄株は発見されていない。高さは6~12cm位。塊茎は大小不同に分岐するものが多い。一度花茎を生じた塊茎支は再び花茎を生じないで腐るが、そのわきに新しい塊茎支を生じ、それから新しい花茎が出る。塊茎の表面には星状の皮目が散生する。花茎は1個の塊茎より1~5個生じ、頂端に花序をつける。鱗片葉は花茎を取り巻いてふつう8~12個らせん状につき、しばしば肌色、橙黄色~橙赤色、スプーン形で内側がくぼんでいる。花序は卵状長楕円体で、鮮紅色。表面をおおう小棍体は太い棍棒状でクチクラの一部に低い網目状隆起があり、間には無数の黄色の雌花が埋もれていて、外部からは見えない。花の盛期になると花柱が長く伸びて小棍体の間から淡黄色で小頭状の柱頭が現れ、毛状に見える。単為生殖により結実する。塊茎をつぶして鳥もちを作ることからこの和名がある。〈山寺坊主〉の地方名もある。

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