キヨスミウツボ


                                          ’15.6.29撮影


撮影前、ハチが来ていて、撮影中もアリが動き回っていました。
昆虫をよせつける蜜、香りを出しているのかな?
今まで、キヨスミウツボについて何も知らないことに気づき、調べてみました。
芳香型と無香型があり、生殖方法も違っていて、染色体も違うらしいのです。
当然でしょうが、芳香型は昆虫に受粉してもらうので、柱頭が雄しべより高く、
無香型は自家受粉なので柱頭が雄しべより低いそうです。
来年は花の中もしっかり観察しなければ。



                                            ’05.6.25撮影


参考までに果実はこちらです。↓

                   ’05.7.18撮影






                      ’03.6.29撮影



キヨスミウツボ ’03.6.29撮影 くじゅう
                                                   ’03.6.29撮影


カシ類やアジサイ類などに寄生する植物です。
 キヨスミというのは千葉県の清澄山に由来するそうです。

 くじゅう(大分県)

キヨスミウツボ(清澄靫)/ *ハマウツボ科 キヨスミウツボ属 多年草の寄生植物/5〜7月/ 北、本、四、九
  和名は千葉県清澄山で見つかったことに由来する。寄生主はアジサイ、ムラサキシキブ、ウンゼンツツジ、アラカシ、
  ウラジロマタタビなど多岐にわたる。茎は卵形の鱗片葉に覆われ、茎の頂に5〜10個の花をつける。花ははじめ
  白色でのち黄色味を帯びる。花冠は長い筒状で長さ2cmほど。先は唇形となる。雌しべ1個、雄しべ3〜4個。
  果実は液果で卵形。長さ1〜1.4cm、中に多数の種子が入っている。花には2タイプあり、生殖方法も異なる。
  芳香型は訪花昆虫により結実する2倍体、無香型は自家受粉で結実する4倍体。

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