キリシマギンリョウソウ

2022年11月 新種としての発表があり、「キリシマギンリョウソウ」と命名されました。




「ベニバナギンリョウソウ」と呼ばれ、子房が色づく色変わり個体は国内各地で見つかっていました。
新種「キリシマ」は花弁とがく片が色づく。DNAや花期、赤く色づく位置、がく片の数など
ギンリョウソウと明らかに違い、新種と判断されました。





花弁と萼片が淡い紅色で、普通見かけるギンリョウソウより背が低く丸っぽい感じです。




 ’03.7.6 霧島(宮崎/鹿児島県)



↓こちらの個体はギンリョウソウの変異。

ギンリョウソウの色変わり個体も花が紅色に見えるが、実際に色がついているのは、
花の内部にある子房で、この色が透けているだけで花弁とがく片は透明~白色である。

 *APG分類体系、従来の分類ではイチヤクソウ科
 Monotropastrum kirishimense
キリシマギンリョウソウ(霧島銀竜草)/ *ツツジ科 ギンリョウソウ属 菌従属栄養植物/ 7月 /鹿児島、宮崎、大阪府、和歌山、静岡、岐阜県
「キリシマギンリョウソウ」は花弁とがく片が紅色に色づく。DNAや花期、赤く色づく位置、がく片の数などギンリョウソウと明らかに違い、新種と判断された。本種は花弁と萼片が紅色だが、ギンリョウソウは透明~白色である。ギンリョウソウの色変わり個体 も花が紅色に見えるが、色がついているのは、花の内部にある子房で、この色が透けているだけで花弁とがく片は透明~白色である。 

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