ヘツカコナスビ









花はスマート形からポッチャリ形まで様々。
花冠は深く5裂していますが、裂片の幅はかなり違っています。











花の直径は1cmくらい、ミヤマコナスビと似ていますが、茎、萼、葉の開出毛が目立ちます。
葉は卵形で先が尖っています。
一番わかりやすい違いは萼裂片の形、
ヘツカコナスビは倒卵形で幅が広いですが、ミヤマコナスビは披針形で細いです。
葉の質感、毛深さは違いますが、葉の形はコナスビに似ていると思いました。

↓左がコナスビ、右にヘツカコナスビ




’09.7撮影 鹿児島県
<参考>






花冠の基部が赤褐色を帯びたタイプとそうではないタイプがありました。


 Lysimachia ohsumiensis H.Hara
ヘツカコナスビ(辺塚小茄子)/ サクラソウ科 オカトラノオ属 多年草/ 6月 /九州(大隅半島)
ミヤマコナスビに似ているが、茎や萼の毛は開出毛(ミヤマコナスビは屈毛)。和名は初めに採取された辺塚の地名に基づく。茎は長く地を這い、軟毛が密に生える。葉は対生、有柄。葉身は長さ7~15mm、卵円形で先は尖り、基部は円形。長軟毛が生え、腺点も腺条もない。茎の上部の葉腋に1花つける。花冠は黄色で5裂し直径1cm。花柄は立毛が生え長さ15~30mm。萼は深く5裂し、裂片は倒卵形で褐色の条斑がある。 

e花調べHome