＜阿蘇山について＞ 阿蘇山というのは中央火口丘群（阿蘇五岳）と外輪山の総称です。そのうち阿蘇五岳と呼ばれるのは、東から根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳の５峰です。最高峰は高岳で、標高１５９２ｍ、ゴロ合わせで俗に「ヒゴクニ」と呼ばれ、親しまれています。その名に恥じない堂々たる山容で、噴煙を上げる中岳とともに、阿蘇のシンボル的山となっています。またカルデラの外輪上には多くの外輪山と広大な草原、原野が広がり、雄大な景観を形成しています。

根子岳（1433ｍ） 鋸歯のようなギザギザの稜線を連ねた鋭い山容。登山は技術を要す。 四季を通じて植物が多く、紅葉がすばらしい。　　　　　　　　　　　　　 高岳（1592ｍ） 全山溶岩の噴出物で荒々しく、頂上付近は植物は見られず、月面散歩の感がある。 登山口の仙酔峡はミヤマキリシマ、紅葉が見事。 中岳（1506ｍ） 火山活動が活発で、中岳火口壁は登山禁止となることもある。 烏帽子岳（1337ｍ） 全山草山。草千里を挟んで南側。頂上の展望がすばらしい。 杵島岳（1270ｍ） 全山草山。草千里を挟んで北側。頂上が広い草原。 春はミヤマキリシマ、イワカガミが多く、秋は草紅葉が美しい。