ゼンマイ


                                ’16.5.14撮影 くじゅう(大分県)



                            ’16.5.14撮影 くじゅう(大分県)

渦巻き状の新芽を古銭を巻いた「銭巻き」に喩えたことから、
転じて薇(ぜんまい)となったそうです。



                ’02.4.2撮影 俵山(熊本県)

「男ゼンマイ」は胞子葉で巻いている葉の部分が膨らんでいて葉の表面がざらつく。
食用にならず、オニゼンマイとも呼ばれる。
「女ゼンマイ」は栄養葉で、茎がやや太めで巻いている葉の表面がつるっとしていて少なめ。
芽生えたばかりの先の巻いた若い葉を食用にするそうです。



             ’24.4.10撮影 三瀬村(佐賀県)

 ゼンマイ<薇・銭巻> / ゼンマイ科 ゼンマイ属 夏緑性シダ / 北海道~沖縄
山地の湿った斜面、渓流や水路のそば。草丈35~70cm。若葉はゼンマイ状に巻き、淡赤褐色の綿毛に包まれるが、成葉には毛は残らない。葉は2形、栄養葉は2回羽状複生、三角状卵形~三角状広卵形。最下羽片が最も大きく、小羽片はほぼ開出し、羽軸に対し65~80度の角度でつき、長楕円形~広披針形。先は鋭頭、基部は左右不相称の切形~円いくさび形、辺縁には微鋸歯がある。胞子葉は2回羽状複生、披針形。小羽片は線形~長楕円状披針形。主脈の両側に胞子嚢を密につけ、胞子を放出するとすぐに枯れる。

シダIndexへ  Homeへ