ノキシノブ


                                                            ’16.2.21撮影 江津湖公園(熊本県)




                                  ’15.12.7撮影 舞鶴公園(福岡県)
野草シーズンが終わりになると、シダ入門しよかなと思うのですが、思うだけで終わってしまいます。
挫折すると思いますが、ちょっとだけ首をつっこんでみることにしました。

古木に着生している細長い葉のシダはみなノキシノブと思っていたら、
似たようなのがいくつもあって、識別は難しいことがわかりました。
葉の先は尾状だし、中肋はやや隆起していて、胞子のう群は円形で、葉の上部に並んでいるので、ノキシノブかな。

ノキシノブ(軒忍) / ウラボシ科 ノキシノブ属 常緑 / 在来種 北海道(最南部)、本州、四国、九州
  神社や民家の樹幹、石垣など。根茎は這う。葉柄は長さ1〜3p。はっきりした葉柄がない。葉身は革質、長さ10〜30p、
  幅0.5〜1.3p。中肋は裏面に少し隆起する。ソーラス(胞子のう群)は直径1.5〜3oの円形〜惰円形で、葉の上半分につく。

    ヒメノキシノブ:全体に小さく、葉が鈍頭、ソーラスも小さい。
    ミヤマノキシノブ:葉柄が長く、ソーラスが小さい。 
    ツクシノキシノブ:葉の縁が波打ち、ソーラスが中肋寄りにつく。
    コウラボシ:海岸に近い場所、葉は小さく、多肉質。
    ホテイシダ:葉の幅が広い。

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