タネガシマムヨウラン



出かける前にどんなランかは頭に入れていたのですが、
想像以上にノッポでした。
クリムー色の花は直径2cmくらいですが、丈は70cmくらいあり、花茎と花柄が褐紫色、
不気味さをひめた姿が魅力的です。




花はクリーム色で、萼片外側には紫斑があり、唇弁内側には黄色の模様があります。




’25.10.1撮影 奄美大島(鹿児島県)

 Aphyllorchis montana Rchb.f.
タネガシマムヨウラン(種子島無葉蘭)/ラン科 タネガシマムヨウラン属 多年草の菌従属栄養植物/ 9月
                                   / 九州南部·屋久島·種子島·琉球
   亜熱帯~熱帯の林下。全株無毛。花茎はやや太く褐紫色で、鱗片葉は広卵形で鞘状、やや茎を抱く。花は茎頂に総状に10~20個つき、淡黄色で、唇弁を除き外側に小さな紫斑がある。苞は膜質で披針形、鋭頭、長さ8~15mm、幅1.5~3mm。萼片は長楕円状披針形で鋭頭、長さ1~1.3cm。側花弁は萼片とほぼ同長で、やや幅が狭く、後方に反り、縁は卵状長楕円形、外側に巻く。唇弁は卵状長楕円形、長さ約1cm、短い基部の爪部には直立する三角状の耳があり、舷部は3裂するが、側裂片は短い。蕊柱は長さ8~10mm。果実は円筒状で3cm、下垂する。
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