キンリョウヘン

















3年前くらいから庭の手入れをしていないので、実家の庭はジャングル状態。
’10年に撮影したソテツはすっかり日当たりが悪くなり、昨年から花を咲かせていませんでしたが、
なんと、別のソテツに美しい花を咲かせていました。
こちらも野鳥が運んだのかしら???
謎は深まるばかり。
株分けしたように、このソテツには3箇所に着生しています。
水やりも肥料も与えてないのに、すくすく育つパワーに脱帽!
こちらのソテツは、日当たりは確保されているので、数年は大丈夫でしょう。

’15.5.20撮影 北九州市













実家のソテツ(古木)に着生しているキンリョウヘンです。
買ったものでも、もらったものでもありません。

花が咲くまで気がつかず、5年くらい前、剪定中に見つけたようです。
いつ、どのような方法で着生してしまったのか、まったくわかりません。

このランの話は聞いていたのですが、こんなに豪華な花だとは思っていませんでした。
ランに詳しい人にお聞きしたところ、キンリョウヘンということがわかりました。

ネットで調べてみると
キンリョウヘンの花にはニホンミツバチを誘引する効果があり、
ニホンミツバチを捕獲するのに利用されるとか。
なぜか西洋ミツバチには効果がないそうです。

天草の神社でも、境内のクスノキと大ソテツに花を咲かせるようになり、
参拝人が増えたとの記事もありました。

華やかに咲き誇ったキンリョウヘンの逞しさに
感激した一日でした。

’10.5.17撮影 北九州市

Cymbidium floribundum Lindl. 
キンリョウヘン(金稜辺) フローリバンダム/ ラン科 シュンラン属 / 4~5月 / 中国南部原産
  着生または地生。長さ約20〜30cmの細い葉があり、アーチ型の花茎を伸ばし花を咲かせる。花の直径は約4.5cm。
  日本には文明年間には渡来していたとされる。ニホンミツバチだけを誘引する植物として古くから利用されてきた。

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