ダルマエビネ

                    
 
'14.6 宮崎県
'15.7 宮崎県
 Calanthe alismifolia Lindl.
ダルマエビネ(達磨海老根) 別名ヒロハノカラン/ ラン科 エビネ属 多年草 / 6~7月 / 九州南部、沖縄
 
常緑広葉樹林下。草丈30 ~ 40 cm。小さい偽球茎は数個接して並び、節間はやや縦に細長く腰高になる。1偽球茎から2 3個の葉をつける。葉は楕円形または卵形で急鋭尖頭、長さ15 ~ 30 cm、幅 5 ~ 10 cm。表面は光沢があり、裏面には細毛が密生する。基部は長さ7 ~ 10 cmの葉柄となる。花茎は硬く、花序、苞、子房に細毛があり、1~2個の鞘状葉をつける。花は白色で、菱形状円形で平開する。10 ~ 15花を総状花序につける。苞は楕円形で長さ 5 ~15 mm、幅 3 ~ 10 mm。萼片は白色で外面が緑色の毛が密にあり、広倒卵形、長さ 5 ~ 8 mm。側花弁は円みのある菱形で鈍頭、萼片より短い。唇弁は深く3裂し、中裂片は左右に広がり、先端が幅広いへら状で長さ15 mm、2裂し、側裂片は細長く、長さ12 mm。唇弁の基部には黄色で3裂する肉質隆起がある。

蘭Indexへ    Homeへ