ヤハズソウ


                          ’06.9.3撮影 阿蘇外輪(熊本県)



                         ’06.9.3撮影 阿蘇外輪(熊本県)

可愛い花をいっぱいつけていますが、こんなところに咲くと踏まれてしまいますよ。
この画像でも楕円形の葉の側脈が目立ってますが、
葉先をひっぱると斜めの側脈のところで切れるので、切り口が矢筈形になります。
これが面白くて、ついつい葉をひっぱってしまいます。



                ’03.8.24撮影 くじゅう(大分県)

 Lespedeza striata(Thunb.) Hook. et Arn.
ハズソウ(矢筈草) / マメ科 ヤハズソウ属 多年草 / 8~10月 / 日本全土
  道端。和名の由来は葉を引っ張ると斜上する支脈に沿って矢筈状に切れることから。矢筈というのは弓矢の弦にかける矢羽のこと。茎には下向きに白毛が生える。葉は3出複葉。小葉は長さ1~1.7cm、幅3~7mmの長楕円形、葉先は尖り、斜めの平行脈が目立つ。托葉は淡褐色の薄い膜状。花は長さ約5㎜の蝶形花。旗弁は淡紅紫色、紅紫色の筋模様が放射状につく。長い翼弁と舟弁は白色、舟弁の内側の先が茶色になる。萼は長さ約3mm、有毛。果実は長さ約3.5mm、先が急に尖り、1個の種子が入る。熟しても果実は裂開しない。
マルバヤハズソウは茎の毛が上向きにつく。葉の幅がやや広く、下部の葉の先が凹む。花の旗弁の筋模様が短く、茶色。果実は円頭。萼が短く、無毛。 

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