サワフジバカマ?

<植栽品>

            ’05.11.2撮影 筥崎宮花庭園(福岡県)



            ’05.11.2撮影 筥崎宮花庭園(福岡県)

庭園に植えられたフジバカマです。
茎の色がやや赤みを帯びているのが気になります。
フジバカマは普通、茎の色は緑色が多いそうです。
フジバカマとサワヒヨドリを交雑させたサワフジバカマかな。
フジバカマと比べると、
花の色が濃く、茎は赤みを帯び、上部の葉も3深裂することが多いらしい。 

Eupatorium japonicum Thunb.  フジバカマ
フジバカマ(藤袴)/ キク科 ヒヨドリバナ属 多年草 / 8~9月 / 本州(関東地方以西)~九州
  中国原産、奈良時代に帰化。草丈1~1.5m。茎の下部は無毛、普通緑色で、赤みを帯びることは少ない。葉は対生し、長楕円形~長楕円状披針形で、長さ8~13cm。下部の葉は普通3深裂し、短い葉柄がある。頭花は枝先に散房状に多数つき、淡紅紫色。総苞は長さ7~8mm、総苞片は10個、2~3列に並ぶ。小花は5個。よく似たサワフジバカマという園芸種が逸出帰化している。サワフジバカマの茎が赤くなる。 
 Eupatorium x arakianum Murata et H.Koyama
サワフジバカマ(沢藤袴)/ キク科 ヒヨドリバナ属 多年草 / 8~10月 / 園芸品種   
  フジバカマとサワヒヨドリとの交雑種から作られた園芸種。高さ:1~1.5m。フジバカマとよく似ている。茎は細くて高くのび、上部で分枝する。葉は短い葉柄のある長楕円形~長楕円状披針形で、3深裂し、 鋸歯があり、対生する。枝先に淡紅紫色の頭花を散房状に多数つける。そう果には白~淡褐色の冠毛がある。フジバカマとの相違点は、茎の上部の葉も3深裂する、 花の色が濃く、茎も赤みを帯びるなど。 園芸店でフジバカマとして売られているものは、 サワフジバカマであることが多い。 

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