オオイタビ


              ’21.8.10撮影 志賀島(福岡県)

似たものにイタビカズラ、ヒメイタビがあり、
イタビカズラは葉の先端が長く鋭く尖り、ヒメイタビは側脈が4~6対で角度が60度くらい。
オオイタビは側脈が4対で角度は30~40度くらいです。



                                    ’21.8.10撮影 志賀島(福岡県)

緑色の花嚢がたくさんついていますが、雌雄同形なので、区別がつきません。
雄花嚢にはオオイタビコバチが寄生し、虫えい花になっていることが多いそうです。


オオイタビ ’06.1.7撮影 壱岐(長崎県)
                                      ’06.1.7撮影 壱岐(長崎県)

この果実(果嚢)は雌果嚢かな?雄花嚢かな?
熟した雌果嚢は甘くて美味しいらしいです。

 Ficus pumila L.
オオイタビ /クワ科 イチジク属 常緑つる植物 /花期5~7月 実10~11月 /本(房総半島以西)~沖
  暖地の沿岸の林に多い 気根を出して岩や木にはい登る。葉は互生、広楕円形で先端は鈍く、葉脈が浮き出る。岩にはりついた幼木の葉は著しく小さい。 雌雄別株。花嚢は葉腋に1個ずつつく。球形または倒卵形で、雌雄同形。果嚢は長さ3.5~5cmの倒卵形、10~11月に紫色に熟し、雌果嚢は甘くて美味しい。 


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