クサコアカソ



コアカソとよく似ていますが、
クサアカソは茎は木質化せず、葉の幅がやや広く、鋸歯が少し多く(片側10〜20個)で、基部は鈍い楔形から円形です。
撮影した個体は鋸歯が9〜13個あります。
赤みを帯びた花序は雌花序のようです。




’21.7.31撮影 脊振山(福岡県)

クサコアカソ(草小赤麻) / イラクサ科 ヤブマオ属 多年草 / 7〜9月 / 関東南西部以西の太平洋側〜九州
  山地のやや湿った所。草丈50〜100cm。茎はコアカソのように木質化しない。茎や葉柄は赤みを帯びる。葉は対生、長さ
  5〜10cmの楕円形で、先は尾状に尖り、アカソのように先が3裂しない。鋸歯は片側10〜20個。葉腋から長い花柄を
  伸ばし、上部の葉腋に球状にまとまった赤褐色の雌花序を穂状につけ、下部の葉腋には黄白色を帯びた穂状の雄花序を
  つける。有性生殖をする個体と無性生殖の個体がある。よく似たコアカソは小低木で、葉の幅がやや狭く、鋸歯が片側8個以下。

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