アリノトウグサ


                  ’13.7.27撮影 小国町(熊本県)

花が小さいので、肉眼ではよく見えませんが、
クローズアップすると、2タイプの花がついています。

雄性先熟で、まず雄花が開花し、雄花期が終わると、花弁、雄しべとも萎れ落ちます。
その後、雌花期になり、羽毛状の柱頭が萼裂片の間から出てきます。


               ’13.7.27撮影 小国町(熊本県)





                ’05.9.18撮影 屋久島(鹿児島県)


アリノトウグサ ’05.9.18撮影 屋久島
                                                        ’05.9.18撮影 屋久島(鹿児島県)


屋久島では標高が高い岩場で見かけたので、驚きました。
屋久島で見ると、なんでも希少種に見えてしまいます。^^;

Gonocarpus micranthus Thunb. 
アリノトウグサ(蟻の塔草)/ アリノトウグサ科 アリノトウグサ属 多年草/ 7~9月/ 日本全土
  草丈10~30cm。茎の下部は地を這って分枝して直立し、4稜があって赤褐色を帯びることが多い。葉は対生し、
  卵形~卵円形で長さ0.6~1.2cm、幅0.4~1cm。先は鋭く、縁には鈍い鋸歯がある。花は雄性先熟で
  頂生し総状花序となって小さい花が下向きに点々とつく。萼筒は球形で約1mm。花弁は4個、長楕円形で長さ
  約1mm、黄褐色~紅色で反り返る。果実(石果)はほぼ球形、8肋がある。

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