クロキ

 
                                ’06.4.18撮影 油山(福岡県)

雄しべのたくさんある白い花が葉腋に密集しています。


                                ’06.4.18撮影 油山(福岡県)

Symplocos kuroki Nagam.
クロキ(黒木)/ハイノキ科 ハイノキ属 常緑小高木 /花3〜4月 果実10〜12月 /本州(中国地方)〜九州
 
海岸近くの照葉樹林内。 高さ約10m、直径10〜30cmになる。樹皮は黒褐色でなめらか。小さい皮目がある。葉は互生。葉身は長さ4〜7cm、幅2〜3cmの楕円形又は長楕円形。先はやや鈍く、基部はくさび形。革質で、表面は光沢があり、主脈が隆起する。両面とも無毛。前年枝の葉腋にきわめて短い穂状花序をだし、白い小さな花をつける。花は香りがよい。花にはほとんど柄がなく、葉腋に花が密集してつく。花冠は直径8mmほど、5深裂する。雄しべは多数あり、花冠よりも長く、よく目立つ。果実は核果。楕円形で長さ1〜1.5cm。10〜12月に紫黒色に熟す。

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