シオガマギク

もうシオガマギクが開花していました。九州より1ヶ月以上、早いです。
道北、道東はシベリアシオガマという亜種が見られるようですが、
花序がさほど長くないので、シオガマギクかな。
シベリアシオガマは葉が全て互生し、披針形で花序が長いのが特徴だそうです。


’17.7.19撮影 湧洞沼(北海道)
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  *APG植物分類体系、これまでの植物分類ではゴマノハグサ科
 Pedicularis resupinata L. subsp. oppositifolia (Miq.) T.Yamaz.
シオガマギク(塩竃菊) / *ハマウツボ科 シオガマギク属 多年草 / 8~9月 / 北海道~九州
 
 高原草地。半寄生植物。和名の塩竃は海水を煮詰めて塩を作るかまどのこと。塩竃を「浜で美しい」ということから「葉まで美しい」にかけたもの。茎は下部で分枝して株状になり、または分枝しないで直立し、高さ30~60cm。茎や枝の上部に広卵形で、苞葉状の小さな葉が密につき、その腋に花をつける。花冠は紅紫色で長さ2cmほど、2唇に分かれ、上唇はくちばし状で、下唇は横に広がって先が浅く3裂している。よく似たトモエシオガマは花序がつまり、茎の先端だけに花を咲かせる。

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